カフェテリアプランで従業員の満足度を向上!

 福利厚生のうち、最近よく目にするのがカフェテリアプラン。なんだか美味しそうなネーミングですが、その名前からどんな制度なのか想像することは簡単ではないと思います。   

 今回はカフェテリアプランについて概要やメリットなどを調べてみました。

●カフェテリアプランとは?

 カフェテリアプランとは、「選択型の福利厚生制度」のことです。

 従来、福利厚生は一律で設定され、従業員全員同じ福利厚生を受けていました。カフェテリアプランでは、あらかじめ企業からポイントが付与されます。従業員は付与されたポイントの範囲内で、福利厚生メニューの中から自分の好きなものを選択して利用することができます。自分で選ぶことができるようになっている点が、従来の福利厚生制度とは大きく異なる点です。

 福利厚生メニューは、住宅、医療、介護、育児、自己啓発、リフレッシュなど多岐にわたります。カフェで食べ物や飲み物を選ぶ時のように、個人のニーズに合わせて福利厚生のメニューを選択できることから、カフェテリアプランと呼ばれるようになりました。

●カフェテリアプランのメリット                

 カフェテリアプランのメリットは、主に4つあります。

・福利厚生費が管理しやすくなる

 カフェテリアプランでは、最初に従業員全員にポイントを付与します。従業員はポイントの範囲内で福利厚生サービスを選ぶため、事前に福利厚生にかかるコストを把握でき、また福利厚生費が上限を上回る心配もありません。

・従業員の満足向上

 カフェテリアプランでは多様な福利厚生メニューから自ら選択することができるので、自分の趣向に合った福利厚生を受けることができます。自分で選択することで、納得感も生まれ満足感向上に繋がります。

・公平感がある

 従来は、必要とする/しないに関わらず、従業員全員が一律に同じ福利厚生で不公平感がありました。カフェテリアプランでは従業員のライフスタイルに合ったメニューを取り揃えることができるので、福利厚生の不公平感を抑えられます。

・企業のメッセージを伝えられる

 カフェテリアプランでは、企業は自由にメニューを作成することができるので企業のカラーを出すことができます。従業員の健康に重きを置く企業なら運動に関するメニューを多めに、 従業員に自主的な能力向上を望む場合には自己啓発に関するメニューを充実させるなど、企業のメッセージを込めることができるのです。メニューを検討する際には、「発信したいメッセージ」についてよく考える必要があります。

●カフェテリアプランの注意点

カフェテリアプランには、デメリットや注意点もあります。

・メニューによって、課税か非課税かが変わる

 カフェテリアプランで設定できるメニューは、課税対象になるものと非課税扱いになるものが混在しており複雑です。税理士や税務署に相談しながら決めると安心です。

・運営管理に人材とコストが必要

 カフェテリアプランはポイント運用なので、ポイント付与を管理するシステムが必要です。また、従業員の要望も変化していくので、ニーズに合わせてメニューを変更する必要があり、システムの運用管理に人材とコストがかかります。

●従業員の満足度向上に効果あり

実際にカフェテリアプランで福利厚生を受けている人の話を聞くと、満足度の高さが伺えます。やはり自分で選択できるというところのポイントが高いようですね。税務上の取り扱いや運営管理の煩雑さなどデメリットもありますが、アウトソーシングもできるので、従業員の満足度を重視する企業は導入を検討してみても良さそうですね!

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